おはようございます、じゃがり狂です。
今日は休みで、午前中からの記事作成です。
といっても昼から夜まで外出しなきゃいけないんですけどね、休みくらい家でダラダラさせてくれやって。
企業で会社員やっていく以上、付き合いは増えていくばかりなんでしょうね、うんざりやー。

さて、もうさっさと本題に入りまして、今日は電波女と青春男というライトノベルの感想をば。

だいぶ前にアニメで見た作品で、今年の1月ごろにライトノベル全巻をアマゾンで中古買い、全巻合わせて約800円という安価な買い物でした。
定価で買うと4000円越えなので、それを考えると凄くお得です。

この作品はなんというか不思議な作品ですね。
青春ポイントという高校生独特の価値観を持ってはいるものの常識的な男子高校生の主人公と、
過去に半年間失踪し、以降は布団を身体に巻きつけて家に引きこもり、わけのわからない電波発言を垂れ流すようになった電波女エリオが
話のメインの話です。

他にも
主人公と学校で健全で真っ当な青春チックな付き合いをするリュウシさん。
179センチと高身長だけど低血圧ゆえにひ弱で、コスプレが趣味の前川さん。
エリオの母親で、アラフォーだけど中身が子供な、ちょくちょく主人公にちょっかいをかけてくる女々さんなどがいます。

この作品の傾向としては、高校生特有のそれなりに青春に夢を持ってはいるものの常識的ゆえに冷めた感じの主人公が、エリオや他のキャラに触発されて時に突飛な行動を行なったりする部分ですかね。

基本的にはなんでもない日常の連続で、キャラ達とのかけ合いがある。ただ、話が進んでいくとそれだけでは片づけられないような、不可解な人物や出来事が起きたりもする。
しかしそれも話の中でのスパイスに過ぎず、メインはやはり超常現象もファンタジーもない平凡な日常。

私としては、奇人変人を入れながらも、人が死ぬわけでもなく大きな事件が起きるわけでもない、何気ない日常を描いた作品を面白おかしく描ける作者はある意味凄いなと思いますね。
展開によってキャラを動かすことは楽ですが、キャラ達自身が何かをすることで事態が動く、ということを書くのはけっこう難しいなって感じますので。

キャラの言動ややや鬱陶しくも感じられるキャラ視点の語り口調の文章は人を選ぶかもしれませんが、学生時代に経験したことを少し思い起こすことができる作品なのでそういうのが好きな人は読んでみると良いかもしれません。