こんにちわ、じゃがり狂です。
どうでもいい話ですが最近じゃがりこ食べてないなぁ、ブログの名前にまでしてるのにw
最近はもっぱら果物ですね、菓子食うよりは健康にいいかなと。

今日はさっさと本題入りまして、闇金業者ウシジマくんの感想の続きといきます。
またレンタルして今15巻まで読んだんですが、相変わらず人の闇や弱さの描写がとてつもなく上手い。
人間衣食住に窮すれば思考もどんどん落ちていくっていうのを描いている。
詳しくは書きませんが、借金返済とギャンブル、高跳びという自分に都合の良い計画のために友人を陥れるヤツとか、
読んでて思わず死ねよこいつってつぶやいてしまいましたね。

この作品で借金苦に陥ってる人間の特徴として、欲望に弱い、あるいは理性が弱い、といった感じでしょうか。
慎ましく生活することに劣等感すら覚え、手早く欲求を解消するため他人の金で贅沢をする。
そのときはそれで満足でしょうが、その後のツケに大いに苦しむ羽目になる。

主人公の丑島の恐ろしいところは、そういう人の弱さ、思考を熟知し絞れるだけ絞ろうとするところ。
とはいえこいつも見境のない狂人というわけではなく、足を洗うつもりの人間を見分けてさっさと手を切る潔さというか分別も持ち合わせている。

この作品で登場する狂人、ヤクザはほんと理不尽でなおかつ暴力的なので、それらと比べれば丑島のほうがまだ話が通じる。
ただ、話が通じるってだけで侮っていい相手では絶対ないんですがね。闇金で法に触れてるから金借りて踏み倒しても問題ない、
なんて舐めた考えでいると酷い目に遭います。

現実社会で実際にこういう闇の人間がいることを考えるとほんと恐ろしいですね。彼らの目にとまり、かつ弱みを握られると思うとほんとぞっとします。

だから一番の対処として、近づかない。誘惑に乗らない。自分の身の丈を知る。等々が重要だと思います。
他人から指差されようと、コツコツ働いて日々の充足を得る、これが一番でしょうかね。
それに耐えきれずに横道に逸れてしまう。孤独に耐えられず、つながりを求めてしまう。
世の中は人の弱さにつけいって食い物にしようとする人間が多いですから、絶対惑わされちゃダメだなとこの漫画を読んで思います。